11月29日の講演会

11月29日の講演会

11月29日の講演会は、小林 英俊先生による「観光って何?観光の多様な意味を知る」でした。

講演の内容を書こうと思います。


まずは、観光業とは何かについての説明から入りました。簡単に言うと、「色々なサービスが融合した産業であり、地域社会産業である」とのことです。


話題としては、スイスが観光地になるまでの変化の説明がありました。昔は山などは迷信などで恐れられていて、例えば、ルネッサンス時代にはまだ山をテーマにした絵は描かれていませんでした。しかし、科学の進歩によりモノの見方が変わってきたことで、観光地になってきたということを説明してくれました。


また、北海道の観光業の話もしてくれました。その後、観光についてもう少し説明してくれました。小林先生によると、観光は文化的な行為であり、多面的で複雑な社会現象であるらしいです。そのため、観光は時代の持っている価値観が反映されます。つまり、同じ景色が目の前にあったとしても、見る側の認識や価値観によって違う風に感じるということです。


その後は、先生おすすめの観光地紹介でした。


以下は、講演の様子です。ご覧ください。


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小林先生、ありがとうございました。


11月15日の講演会

11月15日の講演会

11月15日の講演会は、松本伊智朗先生による「子供の貧困について考える」でした。

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講演の内容を書こうと思います。


まず、自己紹介から入りました。先生は山岳部に所属していて、今でも昔の仲間と山登りをされているらしいです。大学2年生の時には、なんとヒマラヤにも行ったらしいです。そして、この分野に初めて出会ったのが、大学3年生の時でした。


子供の貧困という言葉が使われるようになったのは、2008年だとされています。2013年には子供の貧困対策推進に関する法律ができ、2014年には子供の貧困対策に関する大綱も作られましたが、その一方で、生活保護の基準の削減もされました。


札幌では2015年から子供の貧困についての調査が始まり、2017年には北海道全体での調査も開始される見込みです。


先生は、研究をしながら社会活動をされていますが、その活動の最中、たまたま養護施設で子供の貧困を知ったことがあるらしいです。


そして、この話が終わった後に「貧困を背負って生きる子どもたち 仁の物語」を視聴しました。こちらの動画はyoutubeにありますので、ぜひ見てみてください。


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動画を見終わった後、再び講演に戻ります。今度は貧困率から見た日本における近年の動向についてお話してくれました。


<近年の動向>


① 子供の貧困率は上昇傾向

② 国際的にみて貧困率は高め

③ 貧困の程度が深い

④ 母子世帯に高い

⑤ 子供の貧困に対する政策介入の効果が低い

先生はまた、これは一時的なものか、ずっとなのか、時間でもわからないし、%で割り出しても確かではない。だが、問題は深刻化しているのは誰から見ても明らかだろうと指摘しました。


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松本先生、お忙しい中講演をしてくれましてありがとうございました>

11月8日の講演会

11月8日の講演会

11月8日の講演会は、手島駿先生による「似非科学を見破るために」でした。

講演の内容を書こうと思います。


まず、自己紹介から入りました。その後、似非科学の話の前に、早口言葉の話をしてくれました。早口言葉にはイの段が多いと言われていますが、「となりの客はよく柿くう客だ」のようにイの段が多くないものもありますので、本当ではないというお話しでした。


その後、本題に入ります。似非科学とは「あたかも科学的根拠があるかのように見せる」いわば、ニセモノです。具体例として挙げられたのは、「水素水」という商品と「水からの伝言」、「人は見た目が9割」という本です。


水素水に関しては、水素はもともと水にはあまり溶けない(高校生で化学の授業を受けている人なら分かると思います)などの理由で、水素水を商品として売るのはまずいのではないかとお話ししてくれました。


次に、「水からの伝言」についてです。この本の内容を簡単に言えば、水にきれいな言葉をかけると、綺麗な結晶ができて、水に悪口を言うと汚い結晶ができるというものです。あまりに胡散臭い内容で、科学的とは到底言い難いと述べておりました。さらに問題なのが、小学校の道徳の授業などでも、この本の内容が取り上げられてしまったことらしいです。


そして、「人は見た目が9割」という本に関しては、手島先生によりますと、メラビアンの法則を拡大解釈して人は見た目が9割だと結論付けた本らしいです。さらに、アルバート・メラビアン自身も感情を相手に伝えるときに何が重要かに関する実験であって、決して人は見た目が9割などではないと否定しています。


似非科学に騙されないためには、脳はわかりやすいものに対して信用する処理流暢性を持つことと、人は権威に先入観を持つということを理解し、まずは中学・高校程度の科学知識をしっかり復習し、うまい話には裏があると思い、情報を冷静に見たりするのが大切だとおっしゃっておりました。


ここからは講演会の様子をアップしますのでご覧ください。(クリックで拡大表示)


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前期末パーティー

2016年度前期末パーティー

昨日、遠友学舎で平成遠友夜学校の前期末パーティーを行いました。


まず、北大ブルーグラス研究会の方2名による演奏会が行われました。以下の動画は、演奏会の様子です。是非ご覧ください。動画は2つございます。




演奏終了後、藤田先生からのお話しがありました。


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藤田先生のお話しが終わったらいよいよ立食パーティーが始まりました。


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そして最後に、みんなで輪になって都ぞ弥生を歌いパーティーはお開きとなりました。

化学実験の様子

平成遠友夜学校特別企画! 化学実験

今日は高校生を対象に化学実験を行いました。その一部を紹介します。


①銀の酸化還元反応の実験

まず最初は、硫化銀被膜で覆われたスプーンを酸化還元反応を使って綺麗にしようという実験です。簡単にできる実験ですので、是非やってみてください。※硫化水素が発生しますので、換気をしっかりと行ってください。


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上の写真のように、硫化銀に覆われた部分をお湯の入ったビーカーの中に入れて熱します。


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次に熱しながら、アルミホイル(市販のもので大丈夫です)をちぎってビーカーの中に入れます。


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その後、食塩(これも市販のもので大丈夫です)を加えてかき混ぜます。すると、酸化還元反応がおきて硫化銀の部分が銀に変わります。


化学反応式は2Al+6H2O+3Ag2S→2Al(OH)3+6Ag+3H2Sです。


②レモン汁と重層の中和反応

名前通り、レモン汁と重曹の中和反応についてです。中和反応自体は皆さんも知っていらっしゃるかと思います。使う道具は、重曹とレモン果汁とビーカーです。


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まずは、ビーカーの中にレモン汁を入れて、その後重曹を入れます。すると何が起こるでしょう?

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泡がたくさん出ています。中和反応が起こっています。


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重曹を入れて泡が出なくなったら中和は完了です。中和完了後は当たり前ですがコンクリート片を入れても反応しません。

今日の講演会

今日は元平成遠友夜学校教頭、鈴木 麟太郎君による講演会でした。

以下の写真は、鈴木君の講演の様子です。

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最初になぜ大学に入る前の出来事と、なぜ北大や恵迪寮に入ったのかを説明してくれました。

その時のスライドが下の写真です

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次に、平成遠友夜学校との出会いや、夜学校で学んだことについて語ってくれました。

そして、公務員になってから感じた遠友夜学校の精神の影響についても話してくれました

その時のスライドも、貼っておきます。

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そして最後に、これまでの話のまとめをしてくれました。

この時のスライドはこちらです。

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鈴木先生、とても素晴らしい講演をありがとうございました。

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